こんなお悩みはありませんか?
- 同棲をはじめてから電気代が高くなったので安くしたい
- 同棲を始めるから、どの程度金額がかかるのか知っておきたい
電気会社の値上げがニュースで報道されて、電気代について考え始めた人も多いのではないでしょうか?
そこでこの記事では、同棲の電気代の平均や節約術、電気代の基礎知識について解説してきます。
難しい言葉も出てきますが、かみ砕いて説明しますので、参考になれば幸いです。
同棲でかかる電気代の平均は?
同棲でかかる電気代の平均は、約1万円となっています。
しかし、電気代は、季節や地域ごとによっても変わってきます。
そこで季節や地域ごとの電気代についてまとめてみました。
地域ごとの電気代の金額は?
北海道 | 東北地方 | 関東地方 | 北陸地方 | 東海地方 |
156,710円 | 180,239円 | 142,515円 | 191,905円 | 147,795円 |
近畿地方 | 中国地方 | 四国地方 | 九州地方 | 沖縄地方 |
133,051円 | 171,973円 | 160,305円 | 127,255円 | 131,548円 |
上の表を見る限り、電力会社の違いや寒い地域かによっても電気代の金額の変動はあるようです。
1番高い北陸地方と1番安い九州地方では約6万円違うことが分かります。
季節ごとの電気代の差はどのぐらい?
春 | 夏 | 秋 | 冬 | |
2人世帯 | 11,125円 | 11,984円 | 10,099円 | 13,265円 |
季節ごとの差は、冬が高くなる傾向にありました。
冬の金額が高い理由としてあげられるものは、この2つです。
- 室内外の温度差が大きいこと
- 日照時間が短いこと
温度差が大きいと、その分温めるために、電気量がおおきくなりますし、日照時間が短いと暖房器具を使う時間も増えるためです。
電気代の内訳と計算方法
電気料金の内訳はこのようになります。
電気料金 = 基本料金 +(電力量単価 ± 燃料費調整単価 + 再エネ賦課金)× 電力使用量
基本的に金額に大きな差をもたらせているのは基本料金と電力単価、燃料調整単価となっています。
再生可能エネルギー発電促進賦課金は、全国一律のためどこを使っても変わりません。
まず最初に、基本料金から解説していきます。
基本料金はアンペア制と最低料金制のどちらかで構成されている
基本料金は、契約アンペア数に応じて決まる「アンペア制」と、最低使用量が基本料金となる「最低料金制」の2種類のどちらかが採用されています。
このどちらを採用されているのかは、各電気会社によって異なるので契約書で確認してみてください。
アンペア制とはどのような契約?
アンペア制とは、借りている物件で契約しているアンペア数によって、基本料金が決まってくるものです。
「アンペア数とはなに?」と疑問に持たれる人もいると思うので簡単に説明すると、
1度に使える電化製品の上限電力のことを言います。
つまり、家電製品を同時に使える数が契約しているアンペアによって決まります。
家電が契約しているアンペアを超えると、ブレーカーが落ちてしまいます。
賢く契約するには、自分が使っている家電の量によってアンペアを契約する必要があります。
最低料金制とはどのような契約?
1契約ごとに最低料金が定められており、最低料金で定められた使用電力量を超えた分が電力量料金として計算されるものです。
アンペア制と違い、家電製品を同時につなげても使えます。
二人暮らしでほしいアンペア数とは?
2人暮らしでほしいアンペア数は、30~50Aです。
なぜなら、2人になると同時につなげる家電も多くなるため、最低でも30Aは欲しいです。
どの家電がどの程度アンペアを使うのかまとめてみました。
使用するアンペア数 | 家電 | ||
2A | ドラム式洗濯機(洗濯・脱水時)、 | 掃除機(弱) | 液晶テレビ |
2.5A | 冷蔵庫 | ||
5A | こたつ | プラズマテレビ | |
5.8~6.6A | エアコン(起動時) | ||
8A | 電気カーペット(3畳用) | ||
10A | 掃除機(強) | ||
12A | ヘアドライヤー | ||
13A | 食洗機 | IHジャー炊飯器 | ドラム式洗濯機(乾燥時) |
14A | アイロン | ||
15A | 電子レンジ(30Lクラス) |
市場連動プランと従来電灯プランとは?
市場連動プランとは、30分ごとに電気代の単価が変動する電力プランのことです。
つまり、電気料金が時間で変動していくもの、需要と供給で金額が決まります。
従来電灯プランとは、電気料金が固定されているものです。
1つずつ詳しく解説していきます。
市場連動プランとは?
市場連動プランとは、30分ごとに電気代の単価が変動する電力プランのことです。
このプランを採用している電力会社は、基本的には新電力となっています。
なぜなら、新電力は自社で発電所を持っていないからです。
つまり、自分たちも電気を買って、私たちに売っている小売業者と同じです。
なので、野菜と同じで不作というか電気量が足りなければ、電気代は高騰します。
市場連動プランの怖い所は、需要と供給で価格が決まるので、電気代の上限値がないことです。
従来電灯プランとは?
従来電灯プランは、電気代が固定されているものです。
しかし、従来電灯プランも燃料費調整単価というもので毎月1回電気代に上乗せするか、減らすか決めています。
燃料費調整単価は石油や石炭といった燃料費の変動分を電気代に組み込んだものです。
燃調費は過去3〜6ヶ月の燃料費をもとに毎月変動します。
つまり、燃料が高騰しているからそれの金額上乗せねって覚えてもらえるとよいです。
燃料費調整単価は、上限金額が決まっており、市場連動型と比べると電気代の高騰率がある程度決まっています。
市場連動型と従来電灯型どっちがよい?
市場連動型が良いときは、電気量が多いときや電気を作る燃料が安いときです。
今は燃料費が高騰しているため、その価格がもろに電気代に反映されます。
タイミングによって高い安いが決まるので、「そのときに1番安いものを選びたい」という人にはおすすめです。
逆に従来電灯型は、電気代がある程度固定されているので、「最安値でもなくても、電気代が一気に高くならなければ良い」という人におすすめです。
電気代の節約術3選
電気代の節約術は3つです。
- 契約プランを見直す
- 電力会社を見直す
- 省エネ家電を使う
契約プランを見直す
今契約しているプランを見直すことで、不必要な電気代を削ることができます。
ただし、今使っているアンペア数を正確に把握する必要があります。
家電製品の数が同時に使用しているものを確認してから、再契約しましょう。
ただし、賃貸の場合はできない場合もあるので、大家さんに確認してから行うようにしてください。
電力会社を見直す
電力会社を見直すことが、電気代を安くする1番のコツです。
ただし、1つ1つ比較することはめんどくさいと思います。
そんなときに、「エネチェンジ」という電力比較サイトがおすすめです。
エネチェンジがおすすめな理由が電気代金のシュミレーションをしてくれるので、簡単に比較してくれます。
ただし、ランキング上位の会社をそのまま選ぶと市場連動型のプランが多いので確認してから申し込みをしましょう。
省エネ家電を導入する
長く使っている家電の買い替えを検討するのも1つの手です。
検討目安としては、10年を目途にしましょう。
例ですが、10年前の冷蔵庫と今の冷蔵庫では、約40~47%省エネ効果があります。
要するに、ほぼ半額になってしまうということです。
買い替えを検討しようか迷っている人は、考えてみては良いのかもしれません。
まとめ:同棲でかかる電気代を安くしよう
同棲でかかる電気代の月の平均は、約1万円です。
ただし、電気代は地域や季節によっても大きく変わります。
電気代を安くしたいなという人は、3つのポイントを意識してみてください。
- 契約プランを見直す
- 電力会社を見直す
- 省エネ家電を使う
特に電力会社を変えることは、電気代を安くするうえで1番良いです。
電気代を安くしたいならまず最初に検討してみてください。
この記事が少しでも参考に慣れば幸いです。